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価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2019年07月発売】
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[BOOKデータベースより]
人間が言語を使う能力を「神経科学」と「行為の意味論」という2つの要素の関わり合い、すなわち「言語行為」としてとらえるという観点から、本書ではまずその言語行為についての理論的な整理を行い(第1章)、続いて言語行為の神経機構(第2章)、言語行為の意味論(第3章)、そして最後にそのリハビリテーションの実践を紹介していきます(第4章)。人間のコミュニケーション能力を支えている仕組みそのものに対するリハビリテーション治療の、さらなる可能性を提言する画期的なテキストです。
第1章 言語治療の本質を理解する―言語治療という臨床の「トポス(場)」のダイナミズム(日常の生活のなかのことば;ことばによる対話的関わりと行為の生成論 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 言語機能系の神経科学の基礎―臨床のために不可欠な理解(浩語の神経機構;言語と身体性の認知神経科学 ほか)
第3章 言語行為論からみた言語機能系の働き(言語機能系の役割;言語と行為 ほか)
第4章 言語機能系の再学習の臨床思考―現場の思考を伝える(失語症の治療;片麻痺、失行症の治療 ほか)
行為、思考を生み出す言語機能系
失語症のリハビリテーションの評価と治療のさらなる可能性
脳の言語処理に関わる機構は、人間の複雑な神経システムの仕組みであると同時に、人間が世界や他者と関わり、その実現手段としての行為を意味づける思考を生み出す仕組みでもあります。
本書は、失語症に対するリハビリテーション治療をテーマに、その障害を人間の神経機構と心理・文化・社会的な文脈とを橋渡しする高度に発達した言語機能系の障害として捉え、それに対するリハビリテーションの評価方法と具体的な訓練方法の流れを紹介するものです。
人間が言語を使う能力を神経科学と行為の意味論という2つの要素の統合的な関わり合い、すなわち「言語行為」として捉え直すという観点から、まずその言語行為についての理論的な整理を行い(第1章)、続いて言語行為の神経機構(第2章)、行為の意味論(第3章)、最後にその実践経験を紹介しています(第4章)。
人間のコミュニケーション能力を支えている仕組みそのものに対するリハビリテーション治療の、さらなる可能性を提言する画期的なテキスト。
言語聴覚士のみならず、運動機能障害に関わる理学療法士や作業療法士にとっても極めて有益な内容の一冊です。