- 中国思想史
-
- 価格
- 1,386円(本体1,260円+税)
- 発行年月
- 2022年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065269411
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[BOOKデータベースより]
孔子・老荘・墨子ら“諸子百家”から、四書五経の研究を深めた経学の伝統、儒教・仏教・道教の相互交渉、宋学の成立と清代考証学の恩恵まで。思想の推移と変遷に着目し、異質な思想が接触し変化する過程を描き出す。二千年を超える中国哲学史を一人の学識の視野で一望した稀有の書。一九三六年初刊のロングセラーを初めて文庫化。
上世期(上)諸子時代(中国古代の民族信仰;孔子 ほか)
[日販商品データベースより]上世期(下)経学時代(前漢の経学;後漢の経学 ほか)
中世期 三教交渉の時代(儒教より老荘へ;老荘より仏教へ ほか)
近世期 儒教革新の時代(儒学の新傾向;仏教の新傾向 ほか)
昭和11年(1936)に『支那思想史』の書名で刊行され、戦後は『中国思想史』と改題してたびたび再刊されて今世紀まで読み継がれてきた概説書の、初の文庫化。孔子・老子に代表される古代思想はもちろん、その後の儒教・仏教・道教の相互交渉、朱子学・陽明学の成立、清代の考証学の確立まで、2000年以上におよぶ中国思想の幅広い歴史を、コンパクトに通観する。
著者によれば、維新以後この種の著作は数種出ているが、いずれも学者の伝記とその著書の解題を並べたものにすぎず、思想推移の跡をたどるに不便である、という。そこで本書では、思想変遷の過程を明らかにし、異質な思想が接触し変化する歴史を描くことに多く筆を割いている。
なかでも本書の大きな特徴は、四書五経の研究を深めた学問「経学」の変遷や、儒教や宋学への仏教の影響について大胆に説き明かしていることで、一人の研究者がこれほどの広い視野で中国の思想史を捉えた書物は、その後著されていない。
学術文庫のロングセラー、『孫子』『墨子』『諸子百家』等の著者、浅野裕一氏(東北大学名誉教授)が巻末解説を執筆。〔原本:岩波書店、1936年・1957年・2005年刊〕