- DVにさらされる子どもたち 新訳版
-
親としての加害者が家族機能に及ぼす影響
金剛出版
ランディ・バンクロフト ジェイ・G.シルバーマン 幾島幸子- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2022年01月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784772418706
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[BOOKデータベースより]
本書の最大の特徴は、専門家がDVを生き延びた被害女性に対して、見下した態度や忍耐力の欠如は禁物であることと敬意をもって接することの重要性を主張していることだ。さらに被害者である母親を家族の安全と安心の実現を図るチームの一員として位置づけることは、結果としてDVにさらされた子どもへの支援につながると言う。
第1章 ドメスティック・バイオレンスの加害者とは?
[日販商品データベースより]第2章 「力」を行使する親―加害者の子どもへのかかわり方
第3章 衝撃波―加害者が家族に及ぼす影響
第4章 近親姦を犯すDV加害者
第5章 回復を阻害するもの―親権および面接交渉権の訴訟における加害者
第6章 親としての加害者をめぐる誤解―広く普及しているアセスメント理論への批判
第7章 回復への支援―加害者が子どもに与えるリスクの評価と面会プランの設定
第8章 変化は本物か?―親としての加害者の変化を評価し促進する
第9章 親としての加害者のあり方について専門家の対応を改善する
DV被害という厳しい現実から、被害者である母親のみならず子どもたちの安全と回復を優先するために、DVの背景にある社会的・文化的概念や加害者である父親の行動……相手に植えつける恐怖と、虐待的な心理プロセスが家族の人間関係に及ぼす影響を見きわめ、適切に対処するための指針を提示する。
また留意する点として、一度できあがった人間関係の力学は、母子が加害者と別居しても簡単に消えることはなく、親権や面接交渉権、養育費をめぐる加害者の訴訟行為において存続するケースを挙げている。したがって専門家、そして子どもの支援にかかわる人々は、被害者である母親に負わせてしまいがちな別居前後に被る母子の心の傷と、回復を図るための適切な方法について理解することが必要になる。
さらに本書の最大の特徴は、専門家がDVを生き延びた被害女性に対して、見下した態度や忍耐力の欠如は禁物であることと敬意をもって接することの重要性を主張していることだ。被害者である母親を家族の安全と安心の実現を図るチームの一員として位置づけることは、結果としてDVにさらされた子どもへの支援につながる。