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[BOOKデータベースより]
第1部 列島北域の異文化受容と「同化」(北奥社会の変容と海峡地域の形成―人・ものの海峡往来を通して;津軽アイヌは宝暦六年に「同化」されたか―近世における少数民族集団(ethnic group)の歴史的位置)
[日販商品データベースより]第2部 民衆移動と統合の論理(労働力移動をめぐる過渡期としての文化・文政期―文政期元結一件から見る松代と飯田;大名巡見時における上級家臣との関係―萩毛利家における「御国廻」を事例に)
第3部 構造化する世界認識(大槻平泉の対外認識―『経世体要』にみる内憂と外患;馬場為八郎の『魯西亜来聘紀事』について)
近年、フランス革命から第一次世界大戦までを「長い十九世紀」とする史観が有力となっている。その十八世紀と「長い十九世紀」の狭間にあって、本州アイヌ等の異文化受容と「同化」、民衆の移動統制の緩和と再興された大名の御国廻を名目とする海防視察、「皇国」の自覚やキャフタ条約準備期の康熙帝の対応に範をとった対露貿易論等、内国での社会変化と対外関係の緊迫化がもたらす世界認識の構造化と先覚者の対応に注目する。