京なにわ暮らし歳時記

船場の「ぼん」の回想録

岩波書店
山田庄一　

• 価格: 2,420円（本体2,200円＋税）
• 発行年月: 2021年12月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784000615082

内容情報

[BOOKデータベースより]

大阪船場は、古くから「天下の台所」として栄え、豊かな文化が花開いたことで知られる。大正十四年、船場の旧家・水落家に生まれた著者は、活気ある町の息吹に触れて育った。本書では、幼少期からの記憶をたどり、四季折々の行事、商家の風習を綴ってゆく。正月、十日戎、初午、祇園祭、天神祭、だんじり祭、神農さん、事始め…などを、上方芸能の話題も織り込みながら描き、戦前の船場商家の暮らしぶりを明らかにする。さらに、食文化、冠婚葬祭、船場ことばにまつわる思い出の数々も収録。「船場のぼん」を彷彿させる書きぶりが味わい深く、資料としても貴重な書である。

第１章　暮らしの歳時記（春；夏；秋；冬）
第２章　冠婚葬祭のならわし（婚礼；その他の慶事；不祝儀）
第３章　船場商家の食文化（船場の食生活；昭和戦前なにわの味）
第４章　失われた船場ことば

[日販商品データベースより]

大正十四年、船場の旧家・水落家に生まれた著者が、幼少期の記憶をたどり、四季折々の船場の暮らしぶりを綴る。正月、節分、祇園祭、天神祭、神農さん、事始めなど京・大阪の年中行事をはじめ、食文化、冠婚葬祭、船場ことばにまつわる思い出の数々。上方芸能の話題も織り込まれ、昭和戦前の船場文化の貴重な記録である。