ＯＤ＞超伝導技術の最前線［応用編］

近代科学社Ｄｉｇｉｔａｌ 近代科学社
応用物理学会超伝導分科会　

• 価格: 4,950円（本体4,500円＋税）
• 発行年月: 2021年12月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784764960275

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　製法（結晶成長（一般論）；鉄系超伝導体の薄膜作製；ＭｇＢ２の薄膜作製；Ｎｂ、ＮｂＮ薄膜およびデバイス作製技術；Ｂｉ‐２２２３線材　ほか）
第２部　応用（送電ケーブル；高温超伝導マグネット；マイクロ波受動デバイス；磁気検出器（ＳＱＵＩＤ）；テラヘルツ受信機　ほか）

[日販商品データベースより]

本書は、応用物理学会 超伝導分科会から出版されたスクールテキスト『高温超伝導体（下）―材料と応用―』の改訂版として企画されました。初版が出版された2005年頃は、高温超伝導体の発見から18年が経過し、初期の重要な研究成果を知らない若手研究者が増えてきた時期でしたが、それからさらに15年以上が経過し、超伝導技術を取り巻く状況も大きく変わりました。鉄系超伝導体など新たな超伝導物質が発見されたことに加え、応用という観点では、すでに実用化フェーズに入っている研究開発もあり、そこでは高温超伝導体だけではなく従来の金属超伝導体が使われているケースも多々あります。そのため、本書では、応用研究にフォーカスして内容を完全に刷新することとしました。
本書は、パワー応用からエレクトロニクス応用まで、超伝導技術のほぼ全域を網羅しているため、内容をより深く理解するためには、その基礎となる薄膜、線材、ジョセフソン接合等の製造方法についても、基礎知識が必要です。そこで、「第1部 製法」と「第2部 応用」の2部構成とし、超伝導に関する基礎知識のない読者でも内容が理解できるよう配慮しました。高温超伝導体の発見による超伝導フィーバーから30年が経過し、着実に応用が進む超伝導技術の最前線の臨場感が読者に伝われば、企画者の望外の喜びです。