- 中世かわらけ物語
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もっとも身近な日用品の考古学
歴史文化ライブラリー 540
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2022年01月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784642059404
[BOOKデータベースより]
中世に誰もが使用した器・かわらけ。大量に出土する遺物でも、それぞれに個性があり中世社会を雄弁に語る。製法、用途、デザインの流行などを読み解き、地域や身分を超え人びとの暮らしに寄り添ってきた姿を描きだす。
中世びとと器物の距離―プロローグ
かわらけの肖像(中世考古学研究におけるかわらけ;君の名は―かわらけの名前 ほか)
かわらけをつくった人びと(奈良の土器座;京都のかわらけ生産 ほか)
かわらけの用途と機能(かわらけの使われ方;法会・神事のかわらけ ほか)
あこがれの都をうつす土器(京風かわらけ;模倣の諸相 ほか)
器物の価値と中世考古学―エピローグ
中世に誰もが使っていた日用品・かわらけ。遺跡から大量に出土するこの薄茶色の器は地味に見えるが、それぞれに個性があり中世社会を雄弁に語る遺物である。製法や工人、使用方法、販売価格、デザインの流行などを読み取ると、地域や身分を超えて人びとの暮らしに寄り添ってきた実態が見えてくる。身近なモノを徹底的に見つめて描きだす文化史。
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