- Cuisine
-
- 価格
- 10,000円(本体9,091円+税)
- 発行年月
- 2021年12月
- 判型
- B5変
- ISBN
- 9784908493539
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[BOOKデータベースより]
A History of Japan’s Food Culture
[日販商品データベースより]The Structure of Japanese Gastronomy―The Essence of Japanese Cooking
Shinsen―Treats for the Gods
Food offerings at Kamo‐wake‐ikazuchi‐jinja
The Knife Ceremony
(Excerpts from)Instructions for the Head Cook
Food Quotes
The Way of Tea and Japanese Food Culture
The Real Taste of Japan
Water in Honcho Shokukan〔ほか〕
日本文化をきちんと伝えることは、意外に難しい。確かに日本文化の「かたち」は、海外でも一般的に知られるようになっている。「侘び」や「寂び」、あるいは「花鳥風月」のようなキーワードも、国際的に認知されてきた。
しかし、そんな「かたち」や「キーワード」の奥にある精神性や「魂」について、これまで日本人は海外に発信する努力を怠ってきた。岡倉天心、新渡戸稲造、鈴木大拙たちの例外的な努力は、断絶したままである。ほかならぬ日本人自身が、日本文化の深層にあるものを語ることも、理解することもしなくなっている。日本は「言霊の国」でありながら、自身の文化を言葉にすることをなおざりにしたままである。
シリーズ「The Aesthetics of Japan」は、そんな現状をなんとかしたいとの想いからスタートした。口切は「Cuisine」となった。日本食もまた「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあって、世界的に改めて注目されている。しかしやはり、その精神性について理解されているとは言い難いのが実情である。日本の「食」は、何よりもまず、「カミ」とともにあった。神人共食から日本の食文化はスタートを切ったのである。食には自然観も世界観も霊魂観も込められている。「Cuisine」に収められた各原稿も、神人共食を軸に展開する。日本人が、日々の食事を前に、手を合わせて「いただきます」と言葉を発することの秘密が、解き明かされることになった。