[日販商品データベースより]
主人公はお母さんのことを「なーんでも しってるよ」と思っていて、心の中で、お母さんの言うことをどんどん当てていきます。一方お母さんは小さな妹につきっきりで、主人公はちょっと寂しそうな様子。お母さんは、ボクのこと、ちゃーんとしってるのかな?
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子どもって、大人が思うよりも大人のことをよく見ています。聞こえていないと思ったことでも、意外とよく聞いています。そんな言葉どこで覚えたんだろう?と思っていたら私の口癖だった、なんてことも……。「ボク かあちゃんのこと なーんでも しってるよ」と言うのは、子ぶたのお兄ちゃん。このお兄ちゃんも、お母さんのことをよく見ています。お母さんの行動から、次に言う言葉がわかるのです。でも、わかるからってその通りにするとは限りません。買い物に行ったとき、今日はお菓子は買わないよと言われても「どっちか いっこだけ」とおねだり。ちゃっかり買ってもらったお兄ちゃん。お母さんはお母さんで、お兄ちゃんがどう返事するのかわかっていたのかもしれませんね。さて、買い物から帰ってきたお兄ちゃん。お母さんの代わりに洗濯物を取りこもうとしますが、失敗してしまいます。怒られるに違いないと思うのですが、果たして……。お兄ちゃんを小わきに抱えたときのお母さんの頼もしさは、さすが! 立派にふるまってくれるのもうれしいけど、まだまだ子どもなんだからわがまま言ったり失敗したりしてもいいんだよと言っているような、お母さんの優しさが伝わってきます。
(絵本ナビライター 近野明日花)
何とも意味深な題名です。
表紙絵にあるハートの絵が沁みます。
さらに、表と裏で、それぞれの表情が伺えるのがなんとも絶妙な演出です。
ボクの独白とお母さんとの会話で進みます。
冒頭で、「かあちゃんのこと なーんでも しってるよ」とストレートに語ります。
なるほど、お母さんの行動パターン、セリフをお見通しという訳ですね。
ほーら、と見事に的中するのが爽快です。
さあ、スーパーでお買い物。
そうそう、注意事項がいっぱい。
ボクなりの駆け引きもお見事です。
帰宅後は、子どもならではのハプニングに、お母さんの対応が光ります。
お母さんの、一枚上手の「しってるよ」が素敵な光景に。
心理描写がやや高度ですが、ボクの感じた気持ち、きっと伝わると思います。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】