[BOOKデータベースより]
『約婚指輪をあげますよ』シグナルは星空を見上げてシグナレスに云いました。『環状星雲ですよ。あの光の輪ね、あれを受け取って下さい、僕のまごころです』。
[日販商品データベースより]宮沢賢治の物語世界に、現代を代表する個性豊かな画家たちが向き合い、絵本化したミキハウスの『宮沢賢治絵本シリーズ』は、江國香織や工藤直子を見出した論客・今江祥智氏から「出会うべき作品に、出会うべき画家が出会っている。白眉である!」と最高の評価を受けました。当シリーズは、1987年に「注文の多い料理店」絵:スズキコージ氏の刊行からはじまりました。
そして2021年、36タイトル目にして山口マオ氏の登場です。傑作を授けていただきました。
今後も刊行を続け、50タイトルを目指してまいります。
「あなたはきっと、私の未来の妻だ。」
「ええ、そうよ、あたし決してかわらないわ」
「婚約指輪(エンゲージリング)をあげますよ、そらねあすこの四つならんだ青い星ね」
シグナルは星空を見上げてシグナレスに云いました。「あの一番下の脚もとに小さな環が見えるでしょう、環状星雲(フィッシュマウスネピュラ)ですよ。あの光の環ね、あれを受け取って下さい、僕のまごころです。」
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軽便鉄道といえば、レール幅が一般鉄道より狭い鉄道ですね。
近くにありながら、レールの接点を持てない信号機の恋物語です。
動くことのできない信号機のの恋は、ある意味プラトニックでもあり、精神論的でもあります。
幾多の逆境を乗り越えた恋の成就にはうっとりしましたが、後半のページの文章の多さには、ビックリしました。
信号機の擬人化された絵に、山口マオさんの苦労も感じた絵本です。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】