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[BOOKデータベースより]
映画という具体的な芸術に沈潜するとき、ヴェイユの思想はどう生きられるのか。己の詩をもつ人々の放つ美の閃光が、わたしたちの実在を照らし出す。尽きせぬイメージの泉。
哲学、女、映画、そして…
[日販商品データベースより]第1部 大地と詩(ファンタジーとは何か―宮崎駿『となりのトトロ』;映像という詩のかたち―ジョナス・メカス『リトアニアへの旅の追憶』;叙事詩としての映画―佐藤真『阿賀に生きる』)
第2部 叙事詩の閃光(夜と音楽―ジャン=リュック・ゴダール『アワーミュージック』;追憶の詩学―スティーヴン・ダルドリー『愛を読むひと』;「見ること」から「創ること」へ―想田和弘『Peace』)
第3部 円環の詩学(沈黙における関係性―小津安二郎『東京物語』;絵画としての映画―キムギドク『春夏秋冬そして春』;イタリアのシモーヌ・ヴェイユ― ジュゼッペ・トルナトーレ『ニュー・シネマ・パラダイス』)
シモーヌ・ヴェイユとマヤ・デレン
尽きせぬイメージの泉
『となりのトトロ』『リトアニアへの旅の追憶』『阿賀に生きる』『東京物語』『ニュー・シネマ・パラダイス』……映画という具体的な芸術に沈潜するとき、ヴェイユの思想はどう生きられるのか。己の詩をもつ人々が放つ美の閃光を読みとく。
………………
【序章「哲学、女、映画、そして……」から抜粋】
シモーヌ・ヴェイユからはむしろ離れ、映画という具体的な芸術に沈潜していったときに、ヴェイユの名をいっさい出さず、ヴェイユの思想をいっさい語ることなく、彼女の思想がわたし自身の言葉としてあらわれ出てきたのだ。自らの意図に沿って思考しているかぎり、それはその人よりも高くも低くもない。自らにおいて自らを超える思考があらわれ出たときにはじめて、他者とつながってゆける普遍性の光が見える。