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- 感覚のエデン
-
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2021年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784750517117
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[BOOKデータベースより]
世界に可能性はまだあるのか、「芸術」はその問いに答える方法である。時を超えて交錯する思考の運動が、星座のように明晰なる一つの図形となって、新たな知覚と認識を導く。
1 捲土重来―再開する時間(ふたたび、うまれる;墓は語るか(墓とは何か)。;墓は語るか ほか)
[日販商品データベースより]2 天体は抵抗する―確率論的抵抗(天体は抵抗する;確率論的主体性(放射能的アソシエーション);理性の有効期限―理性批判としての反原発 ほか)
3 感覚のエデン―約束としての了解可能性(芸術教育とは何か?―教育と芸術そして科学;準備と注解;火星の住民と地球の芸術家 ほか)
4 経験のインフラストラクチャー
世界に可能性はまだあるのか、「芸術」はその問いに答える方法である。
時を超えて交錯する思考の運動が、星座のように明晰なる一つの図形となって、新たな知覚と認識を導く。
稀代の批評家・造形作家による美術史の解体=再構築。デビュー以来紡いできた膨大な批評文を精選した、その思想の精髄。
「感覚と存在、感覚と真理(イデア)を分けるという誤った図式があります。存在や真理は認識であり物質ではない。感覚は(物質によって起こされる事実であり、つまり)物質です。存在や真理を食べることはできません。食べることができるのはむしろ感覚です。林檎を食べているのではない。セザンヌがそう考えたように、赤という感覚こそを私たちは食べているのです。だから決して林檎は知恵の実ではない。林檎とは無数の感覚が作り出す、いわば星座なのです。音楽は星座です。絵画とは星座です。それは無数の感覚のさまざまな方向への運動、物質的な運動の交錯が作り出す編成体です」(本書より)