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[BOOKデータベースより]
歌に凝縮された世界の文化と歴史には「生きる力」が溢れている!中南米、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界を駆け回った「歌の探偵」記。
1 日本とのかかわりの中で(自由を求める反骨精神「北帰行」―中国;ネズミがもたらした天上の調べ「きよしこの夜」―オーストリア;郷愁は敵味方を超えて「埴生の宿」―米国(東部);異国に羽ばたいた日本女性「長崎物語」―インドネシア;アラブでなくカリブの「コーヒー・ルンバ」―ベネズエラ)
[日販商品データベースより]2 自らの人生を貫く―ヨーロッパ(苦難からの解放「第九・歓喜の歌」―ドイツ、チェコ;川でなく湾だった「アムール河の波」―ロシア、ウクライナ;平和と民主主義を秘めた「鳥の歌」―スペイン、プエルトリコ;自由への戦いに向かう「さらば恋人よ」―イタリア;自立した寛容な女性「ソルヴェイグの歌」―ノルウェー)
3 人間的な社会を求めて―アジア(主権者の尊厳を込めた「憲法第1条」―韓国;人々の希望のために戦う「自由ベトナム行進曲」―ベトナム;核兵器禁止条約を祝う「Towards a Peaceful New World―後戻りはしない」―フィリピン;軍政への抵抗歌「世界が終わるまで諦めない」―ミャンマー;悠久な大地の伸びやかな恋「草原情歌」―中国(新疆地方)、カザフスタン)
4 時代を切り拓く―米国、中南米(変革の社会を告げる「サウンド・オブ・サイレンス」―米国(西岸);奪われた楽園「アロハ・オエ」―アメリカ・ハワイ;征服された民の悲哀「コンドルは飛んでいく」―ペルー、チリ、ボリビア、アルゼンチン;革命はリズムに乗って「ラ・クカラチャ」―メキシコ;社会を変える抵抗の叫び「ウィ・シャル・オーバーカム」―ニカラグア、米国(南部))
「きよしこの夜」が生まれたきっかけは、いたずらネズミだったり、「アラブのお坊さん」が歌われる「コーヒールンバ」は、アラブとは関係のない南米ベネズエラの歌だったりと、愉快なエピソードもふんだんに、中南米、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界を駆け回った「歌の探偵」記。歌への造詣の深さが、読者に生きるパワーを呼び覚ます。