住まいから問うシェアの未来

所有しえないもののシェアが、社会を変える
住総研住まい読本　

学芸出版社（京都）
岡部明子　鈴木亮平　山道拓人　猪熊純　小川さやか　

• 価格: 2,420円（本体2,200円＋税）
• 発行年月: 2021年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784761527822

内容情報

[BOOKデータベースより]

世界の、住まいをシェアする現場を訪ねると、音、匂い、責任、関係、信頼など所有しえないものもシェアされていた。シェアリング経済の先にあるシェアが「生きる基盤」となる社会を探る。

シェアを問い直す　選択する「行為」から社会の「基盤」へ
第１部　住まいを起点としたシェアの実践から（シェアを道具に暮らしの未来をつくる；シェアをコンヴィヴィアルな道具にする七つの方法）
第２部　シェアを媒介するものとしての空間・住まい（似たもの同士のシェア、違うものを認めるシェア；災害を生き抜く、人と人以外（モノ）のシェア）
第３部　所有を基盤とした社会から、シェアを基盤とした社会へ（戦後の住まいに見るシェアの思想とその現在；語られないシェアが基盤となる社会；シェアを基盤とした未来へ　ほか）

[日販商品データベースより]

シェアは資本主義の行き詰まりを超える希望か？シェアの現場を訪ねてみると、お金を払って共同利用していても、それに留まらず、空気や匂い、音、人間関係、責任が否応なくシェアされている。それが煩わしいときもあるが、暮らしを豊かにしていた。住まいを起点に、シェアを生きる基盤とする未来に向けた地殻変動を感知する