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- アートマネジメントと社会包摂
-
アートの現場を社会にひらく
文化とまちづくり叢書 SAL BOOKS 2
水曜社
九州大学ソーシャルアートラボ 村谷つかさ 長津結一郎- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784880655116
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[BOOKデータベースより]
本書は「社会包摂」「アート」「アートマネジメント」などの用語が持つ意味を、既存の概念として理解するのではなく、実践現場から立ち上がる実感を伴った言葉で捉え直すことを試み、それらを感覚と理論の両面から読者に伝えたいと意図した。本書を、同じ志を持ち、社会につなぐ芸術活動を続ける皆さんに贈りたい。
1 活動への扉をひらく(「できるかな?」ではなく「やってやる!」(里村歩);支援はコミュニケーション(川上里以菜) ほか)
[日販商品データベースより]2 場をかたちづくる思い(農とアートのある暮らし(小森耕太);人が共に輝くために(尾藤悦子) ほか)
3 備忘録―言葉の雫、未来への光
4 現場から立ち上がる言葉(手あてとしてのアート(知足美加子);演劇がひらく障害の「社会モデル」の先(長津結一郎) ほか)
5 未来への歩みをデザインする(人からはじまるアートマネジメント(吉野さつき);オンラインがひらく新しい表現(長津結一郎) ほか)
社会包摂につながる芸術活動への関心は高まり、法整備も進められている。一方ではいまだ広く社会的認識を得ているとは言えない状況が続く。複雑な課題、入りくんだ利害関係など多くの要素が現場の個別性を高めていることもあるが「社会包摂」と「アート」「アートマネジメント」などの用語が、漠然とした概念にとどまって受容されている背景もあげられよう。
本書は、災害復興支援、福祉、地域づくりなどの領域でそれぞれの専門性をもつ人々が集まり、芸術のもつ方法論や技術を用いて実践に臨んだ数々の現場から放たれる表現…言葉、肉体、熱…磁場が生み出す一体化した世界をすくい取り、実感を伴った言葉で、社会包摂とアートのつながりを捉え直そうと試みた。
本書を社会につなぐ芸術活動を続ける方々、これから実践に踏み出そうとしているみなさんに贈りたい。