- わける・ためる
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- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784814003440
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[BOOKデータベースより]
分配から「喜び」を見出したヒトが、喜びを見失い不平等な時代を生き始めている。共に生きる喜びが芽生えるときをいまいちど振り返りたい。食べ物をめぐる根源的行為からみえる、人間社会の網の目。
第1部 霊長類と人をつなぐ分配と平等(食物分配の進化と平等原則―チンパンジーとボノボの世界から;分かち合う人間―狩猟採集民サンのシェアリングと現代社会;分配に与る者―目の不自由な狩猟採集民ジェマの一生)
[日販商品データベースより]第2部 分配のエスノグラフィー(狩猟採集民バカの食物分配―過剰な分配とひそやかな交渉;よろこびを分かち合う島―バヌアツ共和国の共食文化;富を蓄えつつ分配する人びと―エチオピア農耕民の地下貯蔵庫)
第3部 せめぎあう平等と不平等(国家を受けいれた社会の平等性―マダガスカル漁民の生業戦略と社会関係;狩猟採集と不平等―不平等社会確立の条件に関する試論;「わける・ためる」から見る人の進化史―最終共通祖先から家族の登場まで)
持たざるものに分ける行為はチンパンジーやボノボにも見られる。だがヒトは日々の分かち合いから喜びを見出し生存基盤に組み入れた。妬みを避け饗宴の喜びを得る分配には,自由と義務,優劣と平等そして「家族」の根源が潜む。なぜヒトは平等を求め,そして現代なぜ不平等な時代を再び生き始めているのか。共に生きる喜びが芽生えるときをいまいちど振り返りたい。食べ物をめぐる根源的行為からみえる,人間社会の網の目。