- 生きのびるための流域思考
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480684059
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 3.11石巻・小学校校長奮戦記
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2013年01月発売】
- 日本にレイシズムがあることを知っていますか?
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2022年08月発売】
- 歴史としての東日本大震災
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2013年01月発売】
- ヘイトクライムとは何か 連鎖する民族差別犯罪
-
価格:1,034円(本体940円+税)
【2023年09月発売】
[BOOKデータベースより]
かつてない量の雨が日本列島を襲っている。頭上の雨だけを見ていても水土砂災害は分からない。雨は流域で集められ、災害を引き起こすからだ。生きのびるために、いまこそ、流域思考を身につけよう!
第1章 流域とはなにか(流域の基本構造;流域の水循環機能;「流域」の機能を理解するための基礎知識;流域治水の時代がやってきた)
[日販商品データベースより]第2章 鶴見川流域で行われてきた総合治水(鶴見川では流域治水が四十一年前から;目に見える成果が出た;総合治水を応援する市民や企業が登場;流域開発への対応から温暖化みらいへの挑戦;総合治水の流域拠点探検隊;流域治水はこれからどんな道を歩むのか)
第3章 持続可能な暮らしを実現するために(生命圏再適応という課題;さらに先の未来を考える;鶴見川流域での三つの実践)
予想以上の雨が日本列島を襲っている。頭上の雨だけでは水土砂災害は分からない。雨は流域で集められ、災害を引き起こす。いまこそ、流域思考を身に着けよう!近年、水土砂災害が急増した第一の理由は、強い雨が増えていることです。これからの50年、100年、200年にも及ぶ深刻な地球温暖化の表れだという意見も有力です。現状は、数十年間隔の気象変動のレベルという解釈も完全に否定されているわけではありませんが、いずれにしても、ここ10年の動きを見ていると、今までの常識では対応できない豪雨が増えていることは事実です。この傾向はこれからも続くと考えておくべきでしょう。わたしたちは、すでに温暖化豪雨時代の入り口にいるのかもしれない。そう判断し、対応していくほかないと、思われます。ところが、現状はその緊急事態とも言える状況に、社会が長きにわたり、適切に対応できずにきたのです。一般社会のレベルだけでなく、報道や自治体のレベルでも同じことが言えるのです。――「長いまえがき」より岸由二 豪雨 豪雨災害 生きのびるための流域思考 流域 流域地図「流域思考」とは?雨の水を川に変換する大地の構造のことを「流域」と呼びます。豪雨が引き起こす水土砂災害は、大小のスケールにかかわらず、「流域」という地形や生態系が引き起こす現象です。日本の利用可能な土地はほぼ河川の流域に属しており、流域は行政区域に関係なく広がっています。行政によるハザードマップだけではなく、この「流域」を枠組みとした「流域思考」を知ることで、豪雨による災害にきちんと備えることができるようになるのです。イラスト/たむらかずみ