[BOOKデータベースより]
折々の政治情勢で揺れ動く尖閣の島々。日中両国の詳細な資料を基に、両国の立ち位置がどのように変化していったかを解き明かす待望の書!
第1章 戦後米国の海洋石油政策
第2章 一九六八年ECAFEによる調査
第3章 七〇年代の中国の当初の反応
第4章 七〇年代の日本による海洋石油開発
第5章 七〇年代の日韓共同開発の実現
第6章 七〇年代の日中共同開発への指向
第7章 七〇年代のナショナリズムの台頭と日中共同開発の停滞
第8章 最近の海洋をめぐる日中関係
尖閣諸島の領有権を巡り、日中両国の詳細な資料を基に、両国の政治情勢で立ち位置がどのように変化していったかを解き明かす待望の書。
きっかけは、1968年に行われた国連アジア極東経済委員会による石油資源調査。東シナ海にペルシャ湾に匹敵するほどの莫大な海洋石油が埋蔵されている可能性が指摘されたのである。現在の日中の対立の原点でもある尖閣諸島周辺を含む東シナ海の海洋石油の問題に立ち返る。急激な経済成長を遂げ、エネルギーの確保に奔走する中国が、東シナ海の海洋石油について莫大な埋蔵量を推定していることを明らかにしながら、海洋資源と外交政策の変容について考察する。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 挑戦を続け何度でも蘇るドナルド・トランプの名言
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2025年03月発売】