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[BOOKデータベースより]
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猫もあなたと同じ。悲しい、寂しいと感じる、お腹も空く。獣医師が描く切実な命の物語。
[日販商品データベースより]獣医師が描く切実な命の物語
ある日、突然、捨てられて、ひとりで生きなければならなくなった白猫さんのお話です。
猫もあなたと同じ、悲しい、寂しいと感じる、お腹も空く。子どもたちがそれを知るだけできっと世の中は変わります。
ある日、一人のママが飼い猫を捨てました。
「ねこは かしこいから、 そとでいきていけるよ」
と言って。
突然捨て猫になってしまったねこは、外での生き方を知りません。
汚い水を飲んでお腹を壊し、食べ物を手に入れるのに苦労します。人間に思いきり蹴られたり車にひかれたりします。
かしこいとは言っても外の世界を全く知らなかったのだから、順調に生きていけるわけがありません。
とうとうそのねこは、ガリガリに痩せて死んでしまいました。
人間の勝手で突然捨てられたねこたち。
そのねこたちが、こんなに悲惨な目に遭っていたなんて。
私は動物を飼ったことがないので詳しくは知りませんが、動物を捨てたことを人づてに聞いたことはあります。
その人たちは、話を聞く分には特別意地悪なわけでも特別冷たいわけでもない、普通の人たちのようでした。
動物に対する罪の意識の低さ。
私も、飼ったことがないから捨てていないだけで、もしかしたら、飼っていたら捨てていたかもしれません。
そうしたら、犠牲者が増えてしまいます。
冷たい言い方かもしれませんが、私はこれからも飼わないでおこうと思います。(めむたんさん 40代・三重県 男の子19歳)
【情報提供・絵本ナビ】