家をつくる

みすず書房
王〓　市川紘司　鈴木将久　松本康隆　

• 価格: 5,280円（本体4,800円＋税）
• 発行年月: 2021年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784622090090

内容情報

[BOOKデータベースより]

家をつくることは、小さな世界をつくることである。ひとつの世界をつくることは、第一に人のこの世界に対する態度によって決まる。歴史的空間の破壊と急速な都市化の時代の到来を前に、建築家は「隠遁」を選び、中国の伝統文化に根ざした建築のあり方を思考した。２０１２年に中国初のプリツカー賞を受賞した建築家の世界観。

自序　素朴を家となす
意識（園林をつくるコと、人を育てること；自然形態の叙事と幾何学；虚構の都市に向かって；「空間」が立ち現れるとき；営造についての瑣記；循環的建造の詩学―自然のような世界の構築に向けて；対岸の山を訪ねて―豊かな差異性を集合する建築の類型学；断面からの視野―上海万博滕頭案例館について；かつて貶められた世界が再び立ち現れるために；樹石の世界へ）
言語（中国美術学院象山キャンパス；寧波美術館―その場所に立つことで見えるもの；中山路―一本の街道の復興と一つの都市の復興）
対話（反逆の道程；別の世界の縁に触れる；精神の山水；自然に還る道；問答録　人ひとりにはどれくらいの大きさの家が必要か？）
あの日

[日販商品データベースより]

"「家をつくることは、小さな世界をつくることである。
ひとつの世界をつくることは、
第一に人のこの世界に対する態度によって決まる。」

""建築界のノーベル賞""といわれるプリツカー賞を中国人としてはじめて受賞した建築家、王?（ワン・シュウ）。
急速な都市化の時代の到来を前に、建築家は「隠遁」を選び、中国の伝統文化に根ざした建築のあり方を思考した。
〈中国美術学院象山キャンパス〉〈水岸山居〉〈寧波博物館〉等の建築作品の設計コンセプトはじめ、その背景にある思想、都市・景観論から自身のライフヒストリーまで、豊潤な世界観が語られる。"