- 桑原武夫と「第二芸術」
-
青空と瓦礫のころ
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2021年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784860373054
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- この日、集合。
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2006年08月発売】
- 「賢治年譜」等に異議あり
-
価格:550円(本体500円+税)
【2021年12月発売】
- 三島由紀夫 海の詩学「花ざかりの森」へ
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2024年11月発売】
- 永井荷風に学ぶ諦めの哲学
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2019年08月発売】
[BOOKデータベースより]
第1章 桑原武夫と時代―「第二芸術」まで
[日販商品データベースより]第2章 戦前の桑原武夫の文章から―スタイルとスティル
第3章 アラン『諸芸術の体系』の訳者、桑原武夫
第4章 デューイ『経験としての芸術』と桑原武夫
第5章 桑原武夫とI.A.リチャーズ
第6章 桑原武夫「文学修業」と「日本現代小説の弱点」(一九四六年二月)
第7章 「俳人」桑原武夫と芭蕉
第8章 鶴見俊輔と桑原武夫
第9章 「三好達治君への手紙」(一九四六年十一月)
第10章 桑原武夫「第二芸術」(一九四六年十一月)と時代
終章 澄み透った青空の下の「第二芸術」
桑原武夫といえば、俳句に関わる人なら、すぐに「第二芸術」を思い浮かべる。彼の評論「第二芸術」を、同時代の俳人たちは真正面に受け止めた。この評論をめぐる論争が一つの結節点となり、俳句は新たに出発した。もし、『第二芸術』が書かれなかったとすれば、その後の俳人たちはどのような試みをしただろうか。
桑原武夫の没後30年以上が過ぎ、「第二芸術」の発表からは70年以上経った。今や「俳句用語」として整理されているかに見える「第二芸術」は、どのような文脈で書かれたのだろうか。
1946年発表の桑原武夫「第二芸術」を、もう一度書かれた時代と場所に置きなおし読み直す。