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[BOOKデータベースより]
小学校(聞く―小学校で賢くなるために(小学校入学式)2017年4月;争い―「Dragon Night」より(小学校卒業式)2015年3月;幸福―アレクサンダー大王の逸話から(小学校卒業式)2016年3月 ほか)
[日販商品データベースより]中学校(一流と二流―紙一重の心の持ち方(中学校・高等学校合同入学式)2015年4月;GRIT―「やり抜く力」とは(中学校・高等学校合同入学式)2018年4月;才能―「しなやかマインドセット」(中学校・高等学校合同入学式)2019年4月 ほか)
高等学校(顔―レヴィナスの他者論(高等学校卒業式)2020年3月;悔い―反省すれど後悔せず(高等学校卒業式)2018年3月;存在肯定―「ええねん」とニーチェ(高等学校卒業式)2016年3月 ほか)
(「はじめに」より)
私自身、幼稚園から高校までこれまで何度も聞いてきた校長式辞。
大変失礼ながら、何も記憶に残っていない。いい話もあったかと思うが、形式的で退屈だったという記憶しかない。児童生徒にとっては当該学校での一生に一度の入学式・卒業式。校長にとっても、一年でもっとも保護者のビデオがまわり、スポットライトの当たる瞬間である。せっかくやるなら記憶に残るメッセージを子どもたちと保護者に贈りたいと考えるようになっていった。
そのために、ちょっと変わった校長式辞の方針を立てた。
ちょっと変わった校長式辞の方針
1 来賓への挨拶は一切やめる→入学式も卒業式も来賓のためにあるのではない。主人公のことだけを考える。
2 卒業式ではつらつらと学校生活の思い出を語らない→たいていは送辞・答辞で児童生徒が語ってくれる。
3 時候の挨拶をしない→桜がつぼみでも咲いていてもそんなものは本質的なことではない。
4 祝意の後、一つのテーマを冒頭からストレートに語る→時短のため。
5 8〜10分を目安にする→いい話も長いと嫌がられる。経験上。
6 覚えてほしいキーワードを繰り返す→とにかく子どもたちの記憶に残るように。
7 学術的知見(哲学・心理学他)に触れる→ただの説教にしないために。
8 学術的知見をわかりやすい言葉に替える→難しすぎては記憶に残らない。
1〜7は比較的容易に実行できたが、いつも苦労したのは8であった。