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[BOOKデータベースより]
第1部 平和を創造する文脈―歴史的教訓と理念的基盤(近代日本の戦争と平和―歴史の教訓から平和の創造を;平和憲法と戦後日本―平和憲法をどのようにとらえるか?;憲法・教育基本法と平和教育―その「原点」と「現点」;近代天皇制による戦争と抑圧―トルストイ「日露戦争論」をめぐって;平民社「非戦論」の挑戦;抵抗と創造―アメリカ良心的兵役拒否者の論理と倫理)
[日販商品データベースより]第2部 平和を創造する取り組み―現代につながる具体的事例(沖縄戦の記憶と平和創造―次世代への継承;現代の戦争;メディアは平和創造に貢献できるか;多文化共生のまちづくり―中野区でのゼミ活動を通じた学生による地域実践を中心として;日中授業交流を通じて平和とは何かを考える―歴史教育者協議会・日中交流委員会の活動を事例として;北海道における植民地支配の記憶と継承―「民衆史掘りおこし運動」を中心に)
第3部 平和を創造するための“場”―資料館から想いの堆積された現場へ(明治大学平和教育登戸研究所資料館;広島平和記念資料館;平和祈念展示資料館;昭和館)
いま、真の平和を創造するためには、戦争や紛争など直接的暴力をなくすだけでなく、構造的暴力の克服(積極的平和の体現)にも、私たち一人ひとりが絶えず取り組む必要がある。その取り組みの礎となる視座と方法を戦後の歴史的動態と現場の取り組みの考察を通じ解明し、「平和創造学」を提起する。