[BOOKデータベースより]
はりきりアリィとのんびりイモムー。きみはたいせつなともだち。
[日販商品データベースより]ありのおじょうさんのアリィは、くさむらのおとどけやさん。働き者で、ぼーっと時間をすごしたことがありません。いもむしのイモム−があそびにきても、いつも「お仕事だからまたこんどね」。でもある日……。のんびりイモム−とてきぱきアリィの「あそぼうよ」「またこんどね」のやりとり、子どもたちはもちろん、おとなの方も思いあたりそう。イモム−がいつまでもイモム−ではいられない結末に、なにか大事なことが思い出されるかもしれません。
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丘の上の草むらの中にある小さなお店「アリィのおとどけやさん」は大繁盛。ありのおじょうさんアリィが荷物を届けてくれるのです。「おおきなものも ちいさなものも なんだって、とどけますよー」なんて頼もしいのでしょう。その上アリィはお仕事が大好き、休んだこともありません。友だちのイモムーが遊びにきても、いつも「またこんどね」と言って仕事に出てしまいます。だけど、そんなある日。仕事の合間に時間ができて、ふとぼんやりしていたアリィは気づきます。(あれ?)なんと、彼女は生まれて初めて……ぼーーっとしたのです! この発見は、アリィ自身を少しずつ変えていきます。そして思い浮かんだのは?誰かにとっての大事な時間、それはそれぞれ違うもの。目の前の仕事に夢中だったり、誰かのためを思って動いていたり、好きな人と過ごす時間を大切にしていたり。だけど、時々は周りを見たり、相手の気持ちを想像してみるといいのかもしれませんよね。アリィとイモムーの素敵な関係を見ていると、そんな風に思うのです。新進気鋭の童話作家大久保雨咲さんによるはじめての絵本を、大人気吉田尚令さんの絵で。あどけない表情からあふれているのは、素直で純真な心。彼らの過ごす最高の一日を願いながら、そっと絵本を閉じるのです。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
【情報提供・絵本ナビ】