- 占領下のトカラ
-
北緯三十度以南で生きる
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863292277
[BOOKデータベースより]
1946‐1952、もうひとつの日本があった。太平洋戦争終結後、国境の島となったトカラ列島(鹿児島県十島村)で、活路を見出そうとしていた島民・移住民らの世話役として生き抜いた帰還兵の真実の声。多様な開拓作業、物資調達のための密航船まで仕立てて生きねばならなかった知られざる戦後史!!
序 「ミッコウ」時代の幕開け
1 復員、そして占領下の与論島へ(アメリカから呼出しがきた;サッカリン様々の石炭景気;中之島までは平気で来れた)
2 密貿易で生きる(北緯三十度線上のヤマトムラ(大和村);マンガのようなミッコウ(密貿易);ジェットエンジンもズロースも密輸品のうち;かみさんが逮捕一号;岩下姓しか居らんのじゃから…)
3 開拓行政(軍令に活かされた笹森儀助案;開拓農協以前;復帰直後;日之出合衆国)
◆太平洋戦争終結後、トカラ列島(鹿児島県十島村)を含む北緯三十度以南の島々は日本から切り離され、米軍の軍政がしかれた。国境の島となったトカラの人々は、生きるためにさまざまな開拓を実行、さらに物資調達のための密航船まで仕立てて暮らしを立ててゆかねばならなかった。
◆当時、活路を見出そうとしていた島民・移住民たち(復員兵、引揚げ者、元鉱夫、素潜り漁師、市電の元車掌、大工……)の世話役(区長、村議)として、したたかに生き抜いた帰還兵・半田正夫氏の真実の声が語る知られざる戦後史〓
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