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幕末に未知の感染症に襲われ多くの死者を出した大都市江戸の混乱と不安を虚実とりまぜて活写した仮名垣魯文の『安政箇労痢流行記』。本書はその原文と現代語訳を収めるとともに、当時、江戸市中で語られた感染症にまつわる流言や怪事件の記録から近世後期の疫病観を分析した解説を併載。疫病禍に直面した江戸の人々の姿から現代の課題が浮かび上がる。
巻頭言 江戸のネコ歩き―安政の魯文
序 コロリ禍の中で
1 仮名垣魯文『安政箇労痢流行記』(安政午秋 頃痢流行記 全)
2 『安政箇労痢流行記』現代語訳(はじめに―コロリ寝の夢(転寝の遊目序);コロリ流行下の江戸(安政箇労痢流行記概略) ほか)
3 解説1 コロリ表象と怪異(安政五年のコロリ騒動;コロリはコレラに非ず ほか)
4 解説2 大尾に置かれた白沢図とその意味(神獣白沢と『白沢図』;悪夢と疫病、獏と白沢 ほか)
幕末に未知の感染症に襲われ多くの死者を出した大都市江戸の混乱と不安を虚実とりまぜて活写した仮名垣魯文の『安政箇労痢流行記』。本書はその原文と現代語訳を収めるとともに、当時、江戸市中で語られた感染症にまつわる流言や怪事件の記録から江戸後期の疫病観を分析した解説を併載。疫病禍に直面した江戸の人々の姿から現代の課題が浮かび上がる。
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