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[BOOKデータベースより]
戦国への扉を開いた、ダイナミックな室町の実相!兄弟の対立、朝廷内の騒乱、守護家一族の権力争い…「観応の擾乱」から「明応の政変」まで、12の争いで読み解く足利将軍体制崩壊の過程!
「観応の擾乱」その後の幕府混乱の萌芽、室町草創期の“兄弟の争い”
[日販商品データベースより]「明徳の乱」専制政治を展開した足利義満による有力守護追討戦
「応永の乱」「反乱」か「世直し」か?―大内義弘、幕府軍との闘い
「上杉禅秀の乱」いくつもの争乱の“火種”となった鎌倉公方と関東管領の争い
「永享の乱」関東をさらなる混沌に陥れた室町将軍と鎌倉公方の全面戦争
「結城合戦」「永享の乱」で敗れた鎌倉公方の遺児たちによる“復讐戦”
「嘉吉の乱」“万人恐怖”への反動、幕府権威失墜の端緒となった将軍暗殺劇
「禁闕の変」後花園天皇襲撃事件に見る、皇統をめぐる複雑な争いの真相
「享徳の乱」開かれた戦国期への扉―関東を分断した「三十年戦争」
「長禄の変」赤松氏再興の悲願と細川氏の山名氏牽制策が交錯した陰謀〔ほか〕
戦国時代や江戸時代に比べて、広く一般に理解されているとはいえない室町時代。しかし、実際には、将軍家、天皇家、各地守護一族が複雑に絡み合うさまざまなドラマが渦巻いており、歴史のダイナミズムに満ちた時代だった。本書では、足利幕府体制の確立期から崩壊に至るまでの過程を、「観応の擾乱」から「明応の政変」に至る12の争いで読み解いてゆく。点としての数々の戦乱が線として結びつくことで見えてくる、室町の見取り図!