[日販商品データベースより]
おじいちゃんは、ぼくのゆっくり遊んでくれる友だち。おばあちゃんが亡くなって、すこしぼんやりに。おじいちゃんにとってのおまけの時間は、好きなことができる、ゆっくりな時間。おまけの時間が続くといいな。
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「おまけのじかん』は、好きなことができる、ゆっくりな時間。「ぼく」のおじいちゃんは、「おまけのじかん」を生きているから、ゆっくり遊んでくれる。いっしょに山に行ったり、海に行ったり、街をお散歩したり。忙しいママやパパと違って、一緒にゆっくりしてくれる、友だちです。おじいちゃんの「おまけのじかん」は、おばあちゃんからもらったもの。病気で亡くなる前に、おばあちゃんは言ったのです。「おじいちゃんは、おまけのじかんをたのしんで」主人公「ぼく」の目を通して描かれるおじいちゃんの「おまけのじかん」は、夢の中を見るような明るくカラフルなタッチと、登場人物たちのにっこり温和な笑顔が印象的。最愛の人に先立たれたおじいちゃんのさみしさとは、一見して相容れないようにも思えるイラストですが、むしろそのコントラストが、おじいちゃんのさみしさをより痛ましく、それでいて温かに描き出しています。「ぼくはおまけが大好きだけど、おじいちゃんのおまけって、なんだろう?」おばあちゃんが亡くなってから、少しぼんやりになったおじいちゃんを見て、「ぼく」は考えます。「ぼくの大好きなおまけは、『もうおしまい』のあとでもらえる、ごほうびみたいなおまけです」だからきっと、おじいちゃんも楽しんでいるはず!いつかおばあちゃんと同じ場所に旅立つまで続く、好きなことをするための、この、ゆっくりな時間を──。ひとり残される夫に送った「おまけのじかんをたのしんで」という言葉。最期のさよならのときにおばあちゃんが口にした、声にならない「ありがとう」。そして、そんなふたりを見て「おまけの時間」をうらやましく思う「ぼく」。やさしくて、あたたかくて、それでもちょっぴり悲しくて──。いつかきっと訪れる別れが、そしてその後に続く日々が、どれもこんな風だったらなら。これは、人生を愛おしく思える魔法がかかった、そんな物語です。
(小説家 堀井拓馬)
私は今72歳です。
永年働いた職場を離れ、今までとは違う生活を楽しんでいます。
様々な場所で読み聞かせをして、障がいの子とふれあい、私よりちょっと先輩の方々とふれあい、知り合いも増えました。
これを「余生」と呼ぶことにはすごく抵抗があったのですが、この絵本を読んで「おまけの時間」と呼べることに、心から喜びを感じました。
いずれ「ありがとう」と語る、区切りの日が来るのでしょう。
それまで元気でいたい、おまけの時間を楽しみたいと、後押しをしてくれるような言葉です。
「おまけの時間」は、とてもポジティブな言葉です。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】