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[BOOKデータベースより]
かつて、一宮は“戦場”だった―。「記憶」と「記録」から浮かび上がる、戦時下の街と空襲の実態。市制100周年記念出版。
第1章 一宮大空襲の概要
[日販商品データベースより]第2章 一宮と三八市
第3章 第二次大戦中の国民学校と児童
第4章 一九四五年前半のくらし
第5章 空襲直前のくらし
第6章 大空襲当日
第7章 罹災直後のくらしと終戦
第8章 戦災前後の一宮市内各学校の状況
第9章 戦後の一宮罹災地
愛知県一宮市は尾張国一宮・真清田神社の門前町に由来する商業地として、また近代以降は毛織物産業の集積地として発展を遂げ、1921年に市制を施行した西尾張地域の拠点都市である。太平洋戦争末期の1945年7月、連合軍による空襲を受け、地域屈指の賑わいをみせていた市街地は灰燼に帰した。
本書は、一宮市における「戦時下」のくらしと、その極点ともいえる「空襲」の被災状況を記録するものである。国民学校4年生で空襲に遭い、焼夷弾が降るなかを家族とともに逃げた筆者自身の記憶をベースとしながら、90点を超える膨大な文献や記録資料を参照・駆使し、筆者とその近辺で起きた事実、そして一宮市の被害の実態を明らかにする。
学校生活、配給所、隣組、婦人会、焼け跡の片付け、食糧の買い出しなど、実際の体験者から見た当時のくらしのようすや、記録に残りにくい「戦時下という雰囲気」も詳細に描写。記されているのはあくまで一地方都市でのできごとだが、戦時下〓終戦直後の都市住民の生活記録集・体験記という側面も持っている。