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- 土葬の村
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2021年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065225448
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[BOOKデータベースより]
滅びゆく弔いの風習。これは恐らく、現存する最後の土葬の村の記録である。
第1章 今も残る土葬の村(南山城村の証言;柳生の里にほど近い村で続く土葬・野辺送り;映画「殯の森」の舞台となった土葬の村の変遷;神式の土葬;四十九日に墓をあばく村;市民による新しい土葬の試み)
[日販商品データベースより]第2章 野焼き火葬の村の証言(野焼き名人;野焼き火葬の終焉;戦中・戦後の野焼き火葬)
第3章 風葬 聖なる放置屍体(風葬・土葬・火葬が併存する島;海の向こうにあの世―ニライカナイの島の弔いの奇習;与論島の仏教寺院の役割)
第4章 土葬、野辺送りの怪談・奇譚(奇妙な弔いの作法;土葬、野焼き火葬異聞;野帰り・あと供養)
これは恐らく、現存する最後といっていい土葬の村の記録である。
村人は、なぜ今も「土葬」を選ぶのか?
日本の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。
入れ替わるように火葬が増え、現在、日本の火葬普及率は99.9%を超える。
土葬は、日本の風土から完全に消滅してしまったのだろうか?
筆者は「土葬・野辺送り」の聞き取り調査を30年にわたって続け、平成、令和になっても、ある地域に集中して残っていることを突き止めた。
それは大和朝廷のあった奈良盆地の東側、茶畑が美しい山間にある。
剣豪、柳生十兵衛ゆかりの柳生の里を含む、複数の集落にまたがるエリアだ。
日本人の精神生活を豊かにしてきた千年の弔い文化を、まだ奇跡的に残る土葬の村の「古老の証言」を手がかりに、詳らかにする。
【本書の内容】
はじめに
第一章 今も残る土葬の村
第二章 野焼き火葬の村の証言
第三章 風葬 聖なる放置屍体
第四章 土葬、野辺送りの怪談・奇譚
おわりに