奈良時代の大安寺

資財帳の考古学的探究
大安寺歴史講座　４

東方出版（大阪）
上原眞人　南都大安寺　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2021年02月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784862494078

内容情報

[BOOKデータベースより]

釈迦如来を中心とした仏像世界、縁起における曖昧さの背景、道慈が変えた寺観と信仰、建物の構成と所在。資財帳を丹念に読み、その実体を解明する。

序章　『大安寺資財帳』分析の方法と視角
第１章　寺院資財帳とは何か
第２章　縁起はなぜ「大安寺」呼称を無視したのか
第３章　大安寺の基本財産となる仏像
第４章　道慈の「改造大寺」とは何か
第５章　大安寺で最も裕福だった僧の運命
第６章　大安寺食堂はどこにあったのか

[日販商品データベースより]

わが国最初の官立寺院である大安寺の宗教的意義や文化的意義を、

様々な研究成果により再認識する講座「大安寺歴史講座」第四弾。

「大安寺伽藍縁起并流記資財帳」を丹念に読み込み、奈良時代の

大安寺が行った宗教・経済活動の実体を探究。安置仏像の全貌と

歴史的背景、それを踏まえた道慈の事績解明、20点余りの図版に

よる食堂など境内の周辺施設の復原は、大安寺研究に新たな問題

を提起する。