- 壁塗り代換をはじめとする格体制の交替現象の研究
-
位置変化と状態変化の類型交替
ひつじ研究叢書〈言語編〉 第179巻
- 価格
- 6,380円(本体5,800円+税)
- 発行年月
- 2021年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784823410628
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位置変化と状態変化の類型交替
ひつじ研究叢書〈言語編〉 第179巻
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[BOOKデータベースより]
第1章 付着移入型壁塗り代換―「壁にペンキを塗る」「壁をペンキで塗る」
[日販商品データベースより]第2章 餅くるみ交替―「桜の葉に餅をくるむ」「餅を桜の葉でくるむ」
第3章 交替動詞と非交替動詞の間
第4章 離脱型壁塗り代換―「グラスから水を空ける」「グラスを空ける」
第5章 満ち欠け代換―「彼には積極性が欠けている」「彼は積極性に欠けている」
第6章 位置変化動詞文と状態変化動詞文の交替現象の全体像と体系―第1章〜第5章のまとめに代えて
第7章 「意味類型の階層モデル」の特徴と有効性―英語のlocative alternation研究の枠組みとの比較から
第8章 なぜ壁塗り代換はヴォイスのカテゴリーに入らないのか
第9章 交替動詞と多義語の違い
付章1 位置変化動詞文における格成分の語順
付章2 壁塗り代換に関する疑問に対して―本書の立場と見解
「壁にペンキを塗る/壁をペンキで塗る」のような格体制の交替現象は、壁塗り代換と呼ばれ広く知られているが、この現象はどのような仕組みで起こるのか。本書では、壁塗り代換とその関連現象を体系的に記述し、「意味類型の階層モデル」を用いて成立原理の統一的な説明を試みる。英語のlocative alternation研究との比較、ヴォイスや多義語との原理的な相違にも議論が及ぶ。一冊まるごと現代日本語の壁塗り代換を論じた、初の研究書。