ずっと人間描かれ

武蔵野美術大学出版局
水上泰財　

• 価格: 2,530円（本体2,300円＋税）
• 発行年月: 2021年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784864631174

内容情報

[BOOKデータベースより]

貧しさと豊かさについて
死のこと
旅の話
再生について
大人とは
憧れ
風俗画について
刻

[日販商品データベースより]

「ずっと人間描かれ」。今も耳に残る亡き母の言葉を胸に、浮き世の人間模様を描き続ける画家が振り返る、どこか懐かしい家族の風景。



ブリューゲルの作品世界に惹かれ、風俗画家を自負しながら絵を描き続ける筆者の前に立ち現れた、悲喜こもごも、懐かしい家族や友人との「描きたくなる」エピソードの数々。持ち前の誠実さで時代を生き抜いた父。美人でヴァイタリティあふれる母。晩年、山へ帰ると言っては家出を繰り返した祖父。少年時代の苦い体験や、今も心に残る社会的出来事への思いなども交えながら、飾ることなく書き綴る。画想の原点をたどる随想。著者による描き下ろし含めた挿画54点を掲載。