- 水戸維新
-
近代日本はかくして創られた
PHP研究所
マイケル・ソントン
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2021年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784569848396

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[BOOKデータベースより]
徳川光圀・斉昭・慶喜・立原翠軒・会沢正志斎・藤田東湖―水戸藩の六人がこの国を変えた。ハーバード大学に学び、イェール大学で教鞭を執る新進気鋭の歴史学者が明治維新の淵源に迫る。
序章 育まれた“変革の原動力”
[日販商品データベースより]第1章 水戸藩―全国に影響を及ぼすことができた理由
第2章 徳川光圀―“維新の源泉”となった『大日本史』の誕生
第3章 立原翠軒―「学問」と「政治」を融合しての変革
第4章 会沢正志斎―近代における「日本国家」を定義
第5章 藤田東湖―「水戸の改革」から「日本の改造」へ
第6章 徳川斉昭―近代日本の針路を指し示した“ビジョン”
第7章 徳川慶喜―新しい時代に埋め込まれた「水戸の価値観」
終章 近現代への影響―それは、リーダーたちに継承された
ハーバードに学び、イェール大学で教鞭を執る新進気鋭の歴史学者が、明治維新を「水戸」の視点から読み解く!
江戸幕府を倒し、近代日本を創り上げたのは「薩長土肥」と言われるが、水戸藩なくして、維新は成し遂げられなかったといっても過言ではない。
それは、水戸脱藩浪士らが桜田門外の変で、幕末への扉を開いただけではない。
維新回天を成した志士たちは「水戸学」を学び、倒幕活動へ邁進している。長州の吉田松陰も、薩摩の西郷隆盛も、水戸学の影響を受けていたのだ。
では、水戸学とはいかなるものだったのか――。それを知るには、江戸時代前半、水戸黄門として知られる徳川光圀が始めた、『大日本史』編纂に遡らなければならない。
本書では、徳川光圀、立原翠軒、会沢正志斎、藤田東湖、徳川斉昭、徳川慶喜の、水戸藩を代表する六人を取り上げ、水戸学が如何に生まれ、育まれ、政治に活かされていったのかを解説していく。
そして、彼らが水戸藩において行なったことは、近代日本が創られる際のロールモデルとなっていくだけでなく、渋沢栄一、松下幸之助ら財界人や、新渡戸稲造、内村鑑三ら海外でも活躍する人びとにも、大きな影響を与えていった……。
「この国を変えた」水戸藩の六人を軸に見ていくことで、明治維新、そして近代日本誕生の実相がよくわかる一冊。
――環境問題が深刻化し、強大国のパワーバランスが崩れ、感染症が襲い……と、世界は現在、多くの問題を抱えている。それらを解消するには、世界は、そしてそこに生きるわれわれも変わらなくてはならないだろう。
だが、世界を本当の意味で変えるのは、「力」ではない。
それは、日本を変革する原動力となった水戸が証明している。世界を変えるのは、人の想いであり、それが昇華した思想であるはずだ。(本文より)