[BOOKデータベースより]
札幌農学校を卒業後、アメリカで工学を学んだ廣井勇は、豊富な知識と北海道開発への使命感から道内港湾開発を自ら指導した。このように明治期に海外から移植された近代築港の科学と技術が、北海道開拓と港町の形成に貢献した事実を明らかにするとともに、函館・小樽・釧路・室蘭・網走・苫小牧の各港町が、どのように発展したかを詳述。小樽運河や釧路港の建設過程など、従来の歴史書において不正確な点を訂正した、北海道初の港湾通史。
第1章 北海道の開拓と港の建設
第2章 函館
第3章 小樽
第4章 釧路
第5章 室蘭
第6章 網走
第7章 苫小牧
◇推薦の言葉――本書は北海道における初めての港湾の通史である。その発展の過程を多面的に捉えた、北海道の港と港町の歴史を知る好個の著作として推薦します。 北海道大学元総長 佐伯浩名誉教授
◇明治期に海外から日本へ導入・移植された近代築港の科学と技術が、北海道開拓と港町の形成に大きく貢献した事実を明らかにした、北海道初となる港湾通史が誕生しました。日本における近代築港を、開拓期の北海道を舞台に生み育てた廣井勇は、札幌農学校を卒業後、アメリカで工学を学び、豊富な知識と北海道開発への使命感から、自ら道内の港湾開発を指導しました。
◇本書では、北の地で近代築港の技術が大きく発展した事実を明らかにするとともに、函館・小樽・釧路・室蘭・網走・苫小牧の各港が、いつ・どこで・どのような理由により建設されたかを詳述するとともに、港の建設と産業経済の発展によって港町が発展していく過程を、歴史的・空間的に把握できるように記述しました。
◇さらに、小樽運河や釧路港の建設過程など、従来の歴史書において不正確だった記述についても訂正した、北海道の港と港町の歴史を明らかにした歴史書です。
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