- グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争
-
ビスマルク外交を海から捉えなおす
NHK BOOKS 1267
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140912676
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[BOOKデータベースより]
一八七三年、ベルリンを訪れた岩倉具視らに対してビスマルクは「国際法などあてにならぬ、大国は無視できるのだから」と悔しさを吐露した。その背景には何があったのか―本書は、その直前、プロイセンが圧勝したと記憶されている“普仏戦争”の裏で、ビスマルクが遠く離れた米国に対し海軍力の不足を補うための交渉を仕掛け続けていたことを、史料をつないで読み解きながら明らかにしていく。明治政府を巻き込む地球規模の戦いとなった「独仏戦争」の知られざる一面を明らかにした、新発見の近代史!
第1章 普仏対立へ―ルクセンブルクをめぐる戦争の危機
[日販商品データベースより]第2章 米国への打診
第3章 独仏開戦とフランス海軍への対応
第4章 北ドイツ沿岸の戦況
第5章 極東への影響
第6章 パリ宣言への幻滅とフランスへの反撃
終章 海からみたビスマルク外交
"日米を巻き込んだ「もうひとつの独仏戦争」――圧勝だった戦いの裏で、なぜビスマルクは焦っていたのか?
プロイセンがフランスを終始圧倒して勝利した""普仏戦争""の裏で、ビスマルクは米国にアプローチし、国際法に頼ろうとしていた――なぜか? ビスマルクによる米国との交渉、国際社会への訴えから、日本・中国での停戦工作までを地球規模で描く、知られざる近代史!
はじめに
第一章 普仏対立へ ――ルクセンブルクをめぐる戦争の危機
1 ビスマルクとナポレオン3世
2 ルクセンブルクをめぐる普仏提携の可能性
3 事態の暗転
4 ルクセンブルク危機
第二章 米国への打診
1 パリ宣言とは?
2 ビスマルクの対米打診@――米国での軍艦調達をめぐって
3 ビスマルクの対米打診A――パリ宣言の改定に向けて
4 2つの打診から見えてくるビスマルクの米国観
第三章 独仏開戦とフランス海軍への対応
1 フランスとの戦争へ
2 開戦前夜のビスマルクの代米打診――フランス海軍への対策@
3 対仏商船保護宣言とそのねらい――フランス海軍への対策A
4 義勇海軍の創設―ーフランス海軍への対策B
第四章 北ドイツ沿岸の戦況
フランス艦隊の出撃/北ドイツ連邦海軍の対応/バルト海での戦局(7―8月) など
第五章 極東への影響
1 独仏停戦の動き――日本・中国水域中立化構想
2 日本の中立宣言をめぐる独仏の角逐
3 日本・中国水域中立化構想の再浮上
第六章 パリ宣言への幻滅とフランスへの反撃
1 グローバルに行われるドイツ商船への攻撃
2 ビスマルクの苛立ちと幻滅
3 海軍の反撃
4 乾坤一擲――ビスマルクのパリ宣言への挑戦
終章 海からみたビスマルク外交
ビスマルクの方針転換とフランスとの対立/米国での軍艦調達の試み など
あとがき
註
参考文献一覧
人名索引"