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- 日本赤十字社と皇室
-
博愛か報国か
歴史文化ライブラリー 505
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2021年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784642059053
[BOOKデータベースより]
日本における赤十字による救護活動は、皇室の全面的な保護のもと普及した。日露戦争から第二次世界大戦にいたる過程で、国際主義と国家主義のはざまに立ち、国民統合装置としてゆるやかに近代日本を支えた側面を描く。
二つの質問―プロローグ
アジアで最初の赤十字社
昭憲皇太后と赤十字
劇場としての戦争
太平洋戦争期の日本赤十字社
赤い十字運動の原則と実践―エピローグ
戦争の悲惨さが増した近代、西欧社会でうまれた赤十字運動は日本にどう根付いたのか。皇室の全面的な保護のもと、標章はキリスト教を由来としない非宗教的なものであると強調し、その戦時救護活動が普及。日露戦争から第二次世界大戦にいたる過程で、国際主義と国家主義のはざまに立ち、国民統合装置としてゆるやかに近代日本を支えた側面を描く。
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