- ジュネーヴ史
-
文庫クセジュ Q1041
Historie de geneve- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784560510414
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[BOOKデータベースより]
カエサルが著わした『ガリア戦記』に登場するその地は、レマン湖の南西岸に位置する要塞都市であった。やがて交易と金融の中心地となり、宗教改革の牙城を経て、急進主義の開かれた都市へと移り変わる。後退と発展をくり返し国際都市となったジュネーヴの歴史を概説。
緒論 ジュネーヴ、その起源から司教都市成立まで
[日販商品データベースより]第1編 司教領としてのジュネーヴ(司教都市、封建体制、コミューンの形成;中世ジュネーヴの最盛期(十五世紀);政治的独立を目指すコミューンの闘いと司教領の終焉(十五世紀末から十六世紀初頭にかけて))
第2編 ジュネーヴ、プロテスタント共和国(プロテスタント共和国の出現とジュネーヴにおける諸制度の再編成(十六世紀);十七世紀のジュネーヴ;啓蒙主義時代のジュネーヴ―啓蒙主義発信の共和国)
第3編 スイスの一カントンそして国際都市としてのジュネーヴ(スイスの一カントンとしてのジュネーヴ―プロテスタント共和国への復古から政教分離の時代へ(一八一三‐一九〇七年);国際都市ジュネーヴ―二十世紀から二十一世紀にかけて(一九〇七‐二〇一三年);ジュネーヴ伝説とジュネーヴ精神)
国際都市ジュネーヴ
本書は、ジュネーヴ大学法学部で「ジュネーヴ法制度史」を長年講じてきた著者が、その講義をもとに、古代ローマから21世紀初頭までの歴史をまとめたものである。
カエサル『ガリア戦記』の冒頭に登場するアロブロゲス人によって築城された城塞都市に始まり、中世ヨーロッパにおける交易と金融の中心地へ。宗教改革の牙城に始まり、現代を風靡する急進主義について開かれた都市へ。後退と発展をくり返し、現在のジュネーヴに至る。「対内的には、度重なる権力抗争を経ながら、自由を希求してきた。対外的には、小国ながら、周辺諸国との間で高度な外交術を駆使して、その独立を獲得し維持しようとしてきた。その延長線上に、今日の国際平和文化都市ジュネーヴがある」(「訳者あとがき」より)。