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価格:7,700円(本体7,000円+税)
【2024年12月発売】
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[BOOKデータベースより]
関西方言の待隅表現研究に新たな視点。待遇表現ハル・ヤル、テ敬語、卑罵表現クサル・テケツカル・ヨルなどの使われ方を、小説の具体的な文脈においてこまやかに観察し分析、「現実の言語」に近づいた研究の可能性を主張した。マッシャロカ・デンネンのような対者待遇の助動詞デス・マスを含んだ方言複合形を「デスマス転訛形」と名付け、インタビュー調査・談話・国会会議資料・小説を用いて考察し、複合形を切り分けずセンテンスとしての使用を見ることで、現実に即したゆるやかな規則を見出し、複合形研究の重要性を指摘した。待遇表現研究における「ことばの調整」という捉え方を提案した。
第1部 待遇表現研究のための視点(はじめに:本書の目的と構成;小説を用いた方言研究手法について;複合形研究の必要性について;待遇表現の捉え方を再考する)
[日販商品データベースより]第2部 小説にみる待遇の助動詞―単独形の研究(京都における待遇の助動詞類;大阪におけるテ敬語;大阪の待遇の助動詞ヤルについて;大阪における罵りの助動詞類;大阪方言におけるナサル・ナハル・ハル等の変遷―小説資料と落語資料の違い;小説を使った待遇表現研究について)
第3部 デスマス転訛形について―複合形の研究(「デスマス転訛形」とは;デスマス転訛形の発生について;現代におけるデスマス転訛形―インタビュー調査から;大阪市談話資料におけるデスマス転訛形;国会会議録資料におけるデスマス転訛形;小説にみるデスマス転訛形 その1―織田作之助作品;小説にみるデスマス転訛形 その2―田辺聖子作品;デスマス転訛形研究の意義)
第4部 関西方言における待遇表現研究の基盤と未来(待遇表現研究と「ことばの調整」という捉え方の提案)
本書は、関西方言における待遇表現の助動詞類に関する分析である。待遇表現ハル・ヤル、テ敬語、卑罵表現クサル・テケツカル・ヨルなどの使われ方を、小説を用いて分析。小説の具体的な文脈における言語使用をこまやかに観察し分析することで、「現実の言語」に近づいた研究が可能になると主張した。
さらに、関西方言話者になじみのあるマッシャロカ・デンネンのような語形、すなわち対者待遇の助動詞デス・マスを含んだ方言複合形を「デスマス転訛形」と名付け、インタビュー調査・談話資料・国会会議資料・小説を用いて考察した。センテンスとしての使用を見ることで、複合形を切り分けずに扱い、抽象度の高すぎない、現実に即した、ゆるやかな規則を見つけることに価値を見出し、複合形研究の必要性を主張した。