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- 志保のバラ
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新・口中医桂助事件帖
小学館文庫 わ2ー21
- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094068696
[BOOKデータベースより]
アメリカで最新の口中医療を学んだ藤屋桂助は、妻の志保、親友の鋼次家族とともに明治の日本に帰ってきた。帰国の船上、乗客の一人が何者かに殺害され、鋼次の妻・美鈴が高熱に倒れるが…。桂助が解き明かした真相とは!“いしゃ・は・くち”に戻った桂助のもとに、旧知の仲間たちが事件の相談もあって相次いで訪れる。痛まない治療のために必要な、麻酔薬の入手が難しいことに悩む桂助。そんな時、将軍職を退いた徳川慶喜が、かつての家臣渋沢栄一を連れて治療にやってくる。東京を舞台に桂助が大活躍する、「口中医桂助事件帖」シリーズ待望の続編が登場!
[日販商品データベースより]明治の世に最新口中医療で桂助が大活躍!
藤屋桂助は、妻の志保、親友の鋼次家族とともに、日本に帰ってきた。アメリカでは歯科のある病院で、当初は奴隷同然の扱いだった。桂助は重度の虫歯である院長夫人の命を救い、桂助の優れた抜歯技術を院長に評価されることで、最新の口中医療を学んだ。帰国の際、足踏み式虫歯削り機を持ち帰る。
帰船中、乗客だった富士山太郎一座の大山かじ花が殺害された。そして、鋼次の妻・美鈴も倒れる。美鈴は重症の疱疹であるとわかり安静に過ごすことに。かじ花殺害の件も、桂助が真相を突き止める(「望郷さくら坂」)。
再び〈いしゃ・は・くち〉に戻った桂助を、金五や入れ歯師の本橋が、事件の相談もあり相次いで訪れてくる。
理想とする「歯を抜かない治療」「痛くない抜歯」を進める桂助。痛まない治療のために必要な麻酔薬の入手は難しいことに悩む。そんな時に以前、権力後継の悪だくみを桂助や鋼次の協力で暴いた徳川慶喜が、家臣だった渋沢栄一と治療にやってくる。また、尾形喜久治と名乗る入院患者は、正体不明で桂助と言葉を交わそうともせず……(「寒竹の筍」)。
明治維新の東京で桂助の活躍を描いた、「口中医桂助事件帖」待望の続編が登場!
【編集担当からのおすすめ情報】
「口中医桂助事件帖」の明治編が登場です。妹のお房や金五、本橋など懐かしい人々から、徳川慶喜も渋沢栄一とともに再び登場。理想の治療に取り組む桂助の活躍をお楽しみ下さい。妻となった志保の存在も、ますます大きくなっています。
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