- わたしは大統領の奴隷だった
-
ワシントン家から逃げ出した奴隷の物語
NEVER CAUGHT,THE STORY OF ONA JUDGE汐文社
エリカ・アームストロング・ダンバー キャサリン・ヴァン・クリーヴ 渋谷弘子- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784811328164
[BOOKデータベースより]
オーナ・マリア・ジャッジは、生まれたときからジョージ・ワシントン、マーサ・ワシントン夫妻の奴隷だった。ある日、オーナは孫娘の「結婚祝い」として譲渡されそうになり…。
オーナはいつ、どのように生まれた?
マウントバーノンで育って
生まれたばかりの新しい国
選ばれた奴隷
はじめての北部
運命を変えた町
ニューヨークの生活
大統領の病気
だれの許可もいらない人生
奴隷制度をめぐって
ふりまわされる奴隷たち
世界中が変わり始める
伝染病であぶりだされたもの
孫娘の願い
オーナに求められていること
逃亡計画
逃亡
十ドルの報奨金
見覚えのある黒人
オーナを連れ戻すために
奴隷捕獲人の計画
自分の人生を決める
あきらめきれず
間一髪の逃亡
ワシントン夫妻の死
自由な人生を生きぬいて
初代大統領ワシントンは、大勢の奴隷を所有していた。
能力が高く大統領夫人マーサから重用されていた女性オーナは、孫娘の「結婚祝い」として譲渡されそうになり、耐えかねて逃亡を企てる……。
BLMの運動が激しさを増す今こそ読みたい歴史の記録。
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初代アメリカ大統領のジョージ・ワシントンが政治家でもありつつ、奴隷を抱える私欲的な俗人でもあったことを知りました。
そして、奴隷というものが、人間ではなく物として道具として認識されていたことを改めて痛感しました。
この本は、そんなワシントン家から逃亡した女性奴隷の実際の記録として、美化されたものではなく、ギリギリで自由を手に入れた女性の困難な一生を語っています。
精神的には自由になった開放感は得られなかったのですね。
なんとなく、現代にも引き継がれている差別意識の根深さも感じました。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】