この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 「孫子の兵法」思考術
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2025年05月発売】
- 意味がわかるとおもしろい!世界のスゴイ絵画
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2024年05月発売】
- 哲学入門 淡野安太郎 『哲学思想史』をテキストとして
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2025年02月発売】
- 俳句のための文語文法入門
-
価格:990円(本体900円+税)
【2023年02月発売】
- 桜とは何か
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2025年02月発売】
[BOOKデータベースより]
いま科学は、ヨーロッパの伝統学問が軽蔑していた技術界を取り込むことで学問世界での下克上を果たしつつある。その仕掛けこそガリレオらの機械と数学の「メカニクス」であったのだ。19世紀末以降の「制度としての科学」からの普遍主義による科学論と一線を画し、メカニクスと西洋学問の分離が引き起こす科学の変貌とは何かを追究する、碩学による新しい「科学」論。
二〇世紀科学の特異性―未来科学の三つの架空図
[日販商品データベースより]「メカニクス=力学」の誤解―メカニカルは差別用語だった
メカニクスの下克上―“働く学問”へ
学問ではなくメカニクスを導入―和魂洋才
科学のイメージとメカニクス人材―日本での科学マスコミの変容
認識と推測のメカニクス―hのない量子力学
学問名とメカニクス―学問名から制度・組織名へ
近代科学発祥とメカニクス―家畜化される自然
好奇心の解放とメカニクス―フランシス・ベーコンの科学
正しさをメカニクスへ―人格教育と科学
多様な価値観とメカニクスの中立性―“決められない”科学と反知性主義
機械に奪われる―メカニクスの残余としての心
メカニクス専門主義の野蛮性―西洋学問からの逸脱
科学の未来を考えるキーワード、それは「メカニクス」だ
近代以降、メカニクスは社会の中心に座って、社会変動の原動力になった。自然と科学が対峙し、おそるべき自然の力をすこしずつ人類が克服することができた背景に「メカニクス」があったのだ。ではいったい「メカニクス」とは何か。科学史をひもときながら、語源や歴史的変遷をふまえつつ、その謎にせまるとき、人類史の未来のありかたが見えてくる。物理学の碩学が、大きな視座で考える科学の本質と全貌。