- 中国の歴史 6
-
講談社学術文庫 2656
絢爛たる世界帝国 隋唐時代
- 価格
- 1,672円(本体1,520円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065219072
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[BOOKデータベースより]
短命に終わった隋王朝の後をうけた唐王朝は、唐詩の李白・杜甫、書の顔真卿らを輩出し、文化面でも世界最高の文明を誇ったが、八世紀半ばの安史の乱を境に衰退し、九〇七年、朱全忠により滅ぼされる。中国史上唯一の女帝・則天武后、日本人僧、円仁の見た光景、ウイグル・チベットなど周辺諸国の動向もまじえ、世界帝国に生きた人々を鮮やかに描く。
第1章 新たな統一国家―隋王朝
[日販商品データベースより]第2章 唐の再統一とその政治
第3章 安史の乱後の唐代後半の時代様相
第4章 律令制下の人々の暮らし
第5章 則天武后と唐の女たち
第6章 都市の発展とシルクロード
第7章 隋唐国家の軍事と兵制
第8章 円仁の入唐求法の旅―唐後半期の社会瞥見
第9章 東アジアの国々の動向
第10章 隋唐文化の諸相
終章 唐宋の変革の理解にむけて
講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版。第3回配本、第5巻と同時発売の第6巻は、古代東アジアに君臨した隋唐帝国の興亡史。
後漢末以来、400年にわたった分裂は、589年、隋によって統一された。2代皇帝・煬帝は大運河を開鑿するなど強権を発動したが、高句麗遠征に失敗して求心力を失う。煬帝の死後、3代恭帝から禅譲された李淵は唐王朝を樹立。2代太宗は、均田制・租庸調・府兵制を中心とする律令体制によって国力を充実させ、国際都市・長安を中心とする当時世界最高の文明国を現出させた。唐は一時、中国史上唯一の女帝・則天武后の周朝により中断するが、第6代玄宗により中興を果たすと、唐詩の李白・杜甫、書の顔真卿らを輩出して文化面でも繁栄を極めた。しかし、8世紀半ば、突厥の母とソグドの父を持つ安禄山の反乱、さらに9世紀後半の黄巣の乱へと混乱の度を加え、907年、朱全忠の簒奪により唐王朝は滅亡する。
シルクロードと都市の発展、女性たちの進出、日本からの遣唐使と円仁の求法の旅、朝鮮・ウイグル・チベットなど周辺諸国の動向もまじえ、世界帝国の300年を鮮やかに描き出す。
〔原本:2005年6月、講談社刊〕