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[BOOKデータベースより]
冷戦終結以降に関心を集めたとされる国内避難民に対する支援は、実は冷戦期から徐々にその枠組みが構築されてきた。しかし、その枠組みは、国内避難民のみを向いてつくられたものではない。支援を提供する国家や国際機構、NGOなどの意図が反映され、また、アクター間で支援のあり方をめぐって対立し、その妥協の産物としてつくられた側面もあった。国内避難民支援の枠組みを「国内避難民支援ガバナンス」と呼び、そのガバナンスのあり方をめぐって諸アクター間がどのように政治的な相互作用を繰り広げてきたのかを解明。
第1章 分析視角―グローバル統治者間関係分析
[日販商品データベースより]第2章 UNHCRと国内避難民支援の開始
第3章 国内避難民問題の論理転換―南部アフリカにおける難民・帰還民・避難民の窮状に関する国際会議(1988)をめぐる政治過程
第4章 協調アプローチからクラスターアプローチへ―国内避難民支援における調整方法の変化
第5章 世界人道サミットとその成果―マルチステークホルダー・プロセスを通した国連諸機関の変化
終章
増え続ける国内避難民に対して国際社会はどう対応するのか。
国境を越えて移動する難民と同様、またはそれ以上に「国内避難民」と呼ばれる国内において避難を強いられる人々もまた、国際的な人道支援を必要とする。国内避難民に対して人道支援を提供するグローバル・ガバナンスが、なぜそしてどのように変化してきたのか、その政治過程を解明する。