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[BOOKデータベースより]
6月30日、香港国家安全維持法が施行された。それ以降、香港人は不当な沈黙を強いられている。中国共産党を批判した場合、彼らには逮捕が待っている。そして、最悪の場合、終身刑が言い渡されることもある。悔しい思いに駆られている香港人。いま、香港で何が起こっているのか。本書では、その香港人の生の声を伝える。
第1章 闘う人々(周庭(アグネス・チョウ)ある香港人プロテスターの闘いの軌跡;「私はファイターだ」蘋果日報創業者、藜智英がへこたれない理由;香港の友・黄之鋒に贈る言葉 私が愛したあの時代)
[日販商品データベースより]第2章 生証言!香港弾圧(強い力で抑えれば、もっと強い反発が起きる;教育界への圧力 これから始まる愛国的洗脳教育;「日本人記者」逮捕事件とマスコミ弾圧;若者は自分たちの未来が不安で仕方がないのです;「恐怖からの自由」を失った香港 香港の内情を伝えない中国共産党;近鉄なんば駅前 五星紅旗乱舞事件)
第3章 香港国家安全維持法と香港のこれから(中国共産党を批判する者をすべて弾圧する「香港国家安全維持法」;香港人たちの闘いの歴史 これからも自由をかけて中国と闘い続ける;これでいいのか!香港国安法に賛成する国が53ヵ国も!;台湾のこれからを、渡邊哲也氏に聞いた! 中国共産党が支配する強権的国家の異常さをしっかり認識すべきだ)
2020年6月30日、香港で「香港国家安全維持法」が施行されました。中国政府に楯突くと逮捕され、中国本土に送還されるというとんでもない法律です。すでに、民主派の周庭氏や黎智英氏も逮捕されました(その後、ふたりとも保釈)。それでも、香港の人々は白い紙を掲げて(何も書かなければ、中国政府批判にならないので)、抗議の意思を示しています。さらに、国際的な連帯を求めて、英国に移住して活動している運動家もいます。いま、香港の人々は、なんとか中国の圧政をはねのけようと活動をしています。彼らの活動と、その香港の人々に、私たち日本人はどこまで連帯できるのか。そのための一冊です。