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[BOOKデータベースより]
「ひとり」から広がる世界。子どもへの愛に生きた画家とのコラボ絵本第二弾。
[日販商品データベースより]ひとりひとりでいることを余儀なくされているいま、
あらためて胸にせまる
谷川俊太郎の詩『ひとりひとり』。
いわさきちひろの深くやさしい絵といっしょになり、
大切にしたい1冊の絵本になりました。
ひとりでいること。
ひととつながること。
読み進むうちに、しずかな勇気がわいてきます。
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ひとりひとり違う目と鼻と口をもちひとりひとり同じ青空を見上げるひとりひとり違う顔と名前をもちひとりひとりよく似たため息をつく「ひとりひとり」ではじまるフレーズの連なりと、やわらかなイラストにより描き出されるのは——この地球に生きる、すべての人々が抱える孤独と、自由。そして、たしかな絆のニュアンス。谷川俊太郎さんの詩と、画家いわさきちひろさんの水彩画が共演する絵本です。子どもの幸せと平和をテーマに描かれる、いわさきちひろさんの水彩画。初期より、社会の中での孤独と、宇宙の中での孤独という、ふたつの視点から人間を捉えてきた谷川俊太郎さんの詩。そのふたつが混じり合って、どこか切なくも、さわやかな読み心地と、余韻を引く、あたたかな読後感になっています。家族であれ、恋人であれ、人間は究極にはひとりとひとりの集まりでしかない。時に身近な目線で、時に巨視的な目線で描かれる、ひとりひとりが違うということの孤独。でも、だからこそ結ばれる、絆のつよさ、やさしさ——多様性や平等がつよく叫ばれる今だからこそ、よりつよく、豊かなメッセージとなって胸に響く一冊です。
(小説家 堀井拓馬)
谷川俊太郎さんの詩に、いわさきちひろさんの絵を添えた作品。
谷川俊太郎さんの「ひとり」考でしょうか。
繰り返される「ひとりひとり」のフレーズが、付かず離れずの心地良い距離感のように感じました。
簡単にふたりにならない
だから手がつなげる
そう、ひとりを大切にしてこそのふたり。
二人が出会って、それぞれの自分を見つける。
この感覚、いとおしいです。
いわさきちひろさんの絵と溶け合っていてびっくりです。
小学生くらいから大人まで、言葉から体感してほしいです。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】