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[BOOKデータベースより]
「ハゲワシと少女」でピュリッツァー賞受賞直後に自殺したカメラマン。ルワンダ大虐殺を生き延びた老人。アパルトヘイトの終わりを象徴する南アフリカの暴動で犠牲になった白人。アンゴラ紛争の資金源となったダイヤモンド取引の闇商人―。著者はアフリカ特派員として取材をつづけるうちに先入観をくずされ、大陸の隅々で生きる賢者たちに魅せられていく。開高健ノンフィクション賞受賞作品。
第1部 奇妙な国へようこそ(あるカメラマンの死;どうして僕たち歩いてるの;嘘と謝罪と、たったひとりの物語;何かを所有するリスク)
第2部 語られない言葉(絵はがきにされた少年;老鉱夫の勲章;混血とダイヤモンド;語らない人、語られない歴史)
第3部 砂のよう、風のように(ゲバラが植えつけた種;「お前は自分のことしか考えていない」;ガブリエル老の孤独)
内戦の最中のスーダンで撮影した「ハゲワシと少女」でピュリッツァー賞を受賞したカメラマンの死の背景、ルワンダ大虐殺を生き延びた老人、アパルトヘイト政策の終わりを告げる暴動、紛争の資金源となるダイヤモンドの闇取引の商人……、毎日新聞特派員として赴任した著者が取材をつづける中で魅了された、アフリカの大地に力強く生きる人々の物語。
人はなぜ差別をするのか――そう問い続けてきた著者の原点がここにある。
第三回開高健ノンフィクション賞受賞作品。
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