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[BOOKデータベースより]
戦争を招いた“愚劣さ”への哲学によるレジスタンス。サルトルは“愚劣さ”への怒りに突き動かされていた。戦争に、自己欺瞞や無反省的な服従へと陥る人間のあり方に。本書はサルトル研究の第一人者ミシェル・コンタの未刊行講演「『存在と無』とレジスタンス」を受け、サルトルがカントとヘーゲルへの挑戦とフッサールとハイデガーの批判的継承をとおして新たな自由の哲学を打ち立てようとする思考回路を見出す。
第1部 ナチズムの闇の中で(『存在と無』とレジスタンス―ミシェル・コンタ講演解説;第二次世界大戦と『存在と無』の生成)
[日販商品データベースより]第2部 ドイツ哲学の地平を見据えて(カント;ヘーゲル)
第3部 新たな自由の地平を目指して(フッサールおよびハイデガーとの出会いの神話;フッサールとハイデガーの間で;課題とメッセージ)
終章 戦争と存在論(二〇世紀の戦争とサルトル;二一世紀のレジスタンス)
サルトル研究の第一人者ミシェル・コンタは『存在と無』はレジスタンスの書であるという。本書の著者、生方淳子はそこからさらに、サルトルがカントとヘーゲルに挑戦し、フッサールとハイデガーの批判的継承をとおして、新たな自由の哲学を打ち立てようとする思考回路を見出す。自由の必然性を証す意識の現象学が、それ自体として無言のレジスタンスとなるだろう。ここから私たちは何を学びうるのか。