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[BOOKデータベースより]
急逝した評論家の「遺作」は、私小説のごとき昭和文化論だった。その町にはチンチン電車が走り、牧場には牛が群れる。そして駅前の商店街には、様々な人びとがいた―。自らのすべてを育んだかつての世田谷を卓越した記憶力で再現し、令和が喪った町と文化を瑞々しく甦らせる。
第1章 四谷軒牧場とブースカ
[日販商品データベースより]第2章 スーパー「オオゼキ」がリニューアルオープンした
第3章 サヨウナラ「遠藤書店」
第4章 松原書房、「安さん」、そして切手ブーム
第5章 「ももや」のブルート、米屋のカルロス、そしてヒッピーそうちゃん
第6章 落合博満は赤堤小学校のPTA会長だった
第7章 「布川電気」で買ったレコード、そして赤堤の家の生き物たち
第8章 和泉多摩川、京王多摩川、そして二子玉川
第9章 世田谷八幡の秋祭りの奉納相撲で学生横綱だった農大の長濱を見た
第10章 「ハマユウ」と「整美楽」が謎だった
急逝した評論家の「遺作」は、私小説のごとき昭和文化論だった。幼少期を過ごしたかつての世田谷では、チンチン電車が走り、牧場には牛が群れ、神社は奉納相撲で盛り上がる。そして駅前の商店街には、様々な人びとがいた。自らを育んだ街と文化を卓越した記憶力で再構築し、令和が喪ったものを鮮やかに甦らせる。昭和カルチャーの申し子たる著者の、集大成とも言うべきラストメッセージ。