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- 詩人・菅原道真
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うつしの美学
岩波文庫 緑202ー4
- 価格
- 660円(本体600円+税)
- 発行年月
- 2020年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784003120248
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うつしの美学
岩波文庫 緑202ー4
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[BOOKデータベースより]
日本の文化伝統のなかには「うつしの美学」がきわめて深い根拠をもって生きている。「うつし」とは「移し」。すなわち、あるものを別のものに成り入らせ、その動勢と調和に美を見出す精神の活動である。菅原道真の詩は、その「うつし」が生んだ、最もめざましい古代的実例であった。和歌の詩情を述志の漢詩で詠んだ詩人を論じる。
はじめに―「うつし」序説(写実主義はなぜ勝利しなかったか;「うつし」という言葉 ほか)
[日販商品データベースより]1 菅家のうつしは和から漢へ―修辞と直情 その一(菅原道真研究史;漢と和の統合 ほか)
2 修辞のこうべに直情やどる―修辞と直情 その二(「詩を吟ずることを勧めて、紀秀才に寄す」;「阿満を夢みる」 ほか)
3 詩人の神話と神話の解体―修辞と直情 その三(「寒早十首」;道真追放の理由 ほか)
4 古代モダニズムの内と外(詩人の達観;漢詩文から大和言葉文芸へ ほか)
日本の文化伝統のなかには「うつしの美学」がきわめて深い根拠をもって生きている。「うつし」とは「移し」。すなわち、あるものを別のものに成り入らせ、その動勢と調和に美を見出す精神の活動である。菅原道真の詩は、その「うつし」が生んだ、最もめざましい古代的実例であった。和歌の詩情を述志の漢詩に詠んだ詩人を論じる。(解説=蜂飼 耳)